中古マンションを購入するとき、諸費用としてどのくらい必要になるのか事前に把握しておきたいという人もいるでしょう。
一般的に中古マンション購入の際に必要になるのは、物件価格の7~8%といわれていますが、引っ越しなども含めて考えるなら10%、リォーム代まで含めるなら18~20%くらいは必要になると考えておきましょう。
また、購入するときには諸費用以外に頭金も必要ですが、頭金はマンション価格の一部として充てられる費用であるのに対し、諸費用はマンションを購入するために必要になる費用なのでマンションの価格以外でかかります。
なお、以前はマンションを購入するとき、価格の2割程度の頭金が必要といわれていましたが、現在では頭金ゼロで住宅ローンを利用することも可能です。
中古マンションを購入するときにかかる諸費用
中古マンションを購入するときにかかる諸費用は、新築マンションと同じく、物件に対してかかる諸費用、住宅ローンの諸費用、引越にかかる費用に分けることが出来ます。
この中で物件にかかる諸費用について、どのような費用がいつ必要になるのかを確認しておきましょう。
中古マンションを購入する場合、物件購入に対して必要になる諸費用は次のとおりです。
・売買契約書に貼る印紙代(売買契約時に必要)
・不動産仲介業者に支払う仲介手数料(契約時に一部、物件代金決済時に残額を支払いが必要)仲介手数料は「物件価格(消費税除く)×3%+消費税」で計算する
・火災保険の保険料(物件代金決済時の1か月前までに必要)
・固定資産税と都市計画税の清算金(物件代金決済時に必要)
・登記費用(物件代金決済時に必要)
新築マンションとの諸費用の違い
中古マンションと新築マンションで必要になる諸費用を比べたとき、新築マンションでは修繕積立金基金が必要ですが中古マンションにはありません。
さらに、中古マンションでは不動産仲介業者に仲介手数料を支払うことになりますが、新築マンションでは支払う必要がありません。
大きな違いはこの2点といえるでしょう。
中古マンションにかかる諸費用は人それぞれ
中古マンションを購入した後でリフォームを行う人も増えつつありますが、物件の状態やリフォーム内容によってかかる費用はそれぞれ違います。壁紙や床の張り替え、バス・トイレ・キッチンなどの設備の変更、室内建具など、リフォームの内容もいろいろですが、事前にどのくらいの費用がかかるか確認しておくようにしましょう。