マンションを売却する時には、どのような人が物件を買うか想像しながらターゲット層を決めて販売活動を行います。
チラシ広告やWeb広告、販売図面などを使って、そのターゲット層に情報を発信してアピールしていき、現地内覧へと誘導していくことが大切です。
この内覧では、物件の現状を実際に確認してもらうことになりますが、購入するか意思を決定づける重要なポイントです。内覧の過程がないと成約しないとも言えるので、どのように内覧へ誘導するためにどのような準備が必要なのか理解しておきましょう。
上手く内覧へ誘導するために
内覧へ誘導するためには、チラシやWeb、販売図面に室内の写真を掲載しましょう。写真の枚数が多ければ物件の雰囲気などが捉えやすくなるでしょう。
ただし単に掲載すれば良いわけではなく、物件の特徴を捉えた反響が増える撮り方をすることが大切です。
マンションの外観は簡単に見ることができますが、室内までは分からないので、写真の存在は大きいと言えるでしょう。
安心して内覧できる状態を保つこと
そして内覧に訪れる人は、物件をかなり気に入っている状況であることも理解しましょう。立地条件、部屋の間取り、金額などある程度、条件が折り合っているので、後は実際に見て判断したいと考えているのかもしれません。
成約に向けての重要なポイントであることを踏まえ、気持ち良く見てもらえるためにも室内を清潔にしましょう。
玄関で物件の印象は決まる?!
特に玄関は、内覧者に良い印象を持ってもらえるか大切な場所ですので、90%以上の確率は玄関で決まると思って良いくらい重要です。スッキリとした心地良さを感じてもらえるようにしておきましょう。
リビングで広さと明るさをアピール
リビングダイニングは明るく広い場所であることをアピールできるようにしましょう。カーテンは全開にし、整理整頓を心がけながらディスプレイなどにも気を使うようにします。
また、キッチンは男性と女性では見るポイントが異なる点も注意しましょう。女性は水回りの状態が良いか悪いかを見ていますし、使いやすさを重視する傾向も強いでしょう。男性は広さを重視する傾向が強いので、広くて使い勝手の良さであればアピールできます。
水回りの汚れはきれいにしておく
トイレや洗面所、バスルームなどは、しみや汚れ、カビや水垢などをできるだけ除去しておくことが大切です。シンクやバスルームの鏡など、水垢で曇っていると印象が悪くなります。換気扇などもホコリがたまっていないか、注意しておきましょう。
収納部分や部屋以外も要チェック!
忘れてしまいがちなのが、押入れやクローゼットなどです。どの程度収納できるのか、確認できる状態にしておきましょう。
ベランダや専用庭など、余計なものを置いたままにしていないでしょうか。専用庭などがある物件は、芝や雑草の手入れが行き届いているか、見栄えが悪くないかを確認しておくことが大切です。
内覧なしでは成約しないと理解すること
内覧前に物件を気持ちよく見てもらえるように、清掃と整理整頓はしっかりと行っておくことが大切です。内覧なしで成約することはないと考え、いかに内覧で良い印象を持ってもらえるか、この物件が欲しいと思ってもらえるか、アピールポイントのタイミングにすることが大切です。