老後のために貯金をしているという人は最近増えています。
ゆとりある生活を老後送りたいなら、夫婦で月35万円くらいを目安にしておく必要があると考えられますが、よく挙げられる老後の貯金に対する疑問を解決した上で確実に貯蓄していきましょう。
貯金をしていく上でどのようなことに気を付ければ理解しておくことで、不安な部分が解消されお金をしっかり準備し続けることができるはずです。
老後のために保険や投資は必要?
現在は金利が低く、預貯金ではお金は増やせません。今後もバブル時代の時のように、定期預金に預けておくだけで増えるということは考えにくいでしょう。
そのため保険や投資による運用も検討することが必要です。例えば不動産投資などは、リタイアした後でも毎月賃料収入を得ることができます。また、これまで賃料収入を得ていた不動産を売却することでまとまった資金を得ることもできるでしょう。
住まいは持ち家と賃貸のどちらが良い?
持ち家の場合は住宅ローンを利用することが一般的なので、現役時代はローンの支払いや固定資産税、維持費などが重く感じることもあるかもしれません。しかし老後は住宅ローンが完済することで一気に住居費が軽減されます。
賃貸の場合は固定資産税や修繕費などの負担がなく、家賃の支払いのみなので現役時代は負担が軽くてすみますが、リタイア後も家賃を払い続ける必要があるため住居費は軽減されることがありません。
さらに老後も賃貸で生活することは精神的にも不安な部分があるので、老後資金はリタイア後の住居費を含めた額で準備することが必要になるでしょう。
目標とする貯金額には退職金を含めて良い?
老後資金としていくら準備するという目標を掲げた上で貯金をする人が多いでしょう。その際、将来受取ることが予想される退職金は目標額に含めても良いのか迷うことがあるかもしれません。
退職金の支給が確実であれば、含めることで毎月の積立額を少なくすることができ、生活にもゆとりが生まれます。
ただし退職金制度を廃止する会社も増えており、制度を設けていても確定拠出年金を導入するといった対応が多くなっています。
本当に目標額に含めることができるのか、勤務している退職金制度の内容や受取りの確実性について確認しておくことが必要です。
老後の貯金はいつから始めれば良い?
老後までの時間が長く、毎月積立てできる期間を多く設けることができる方が良いので、なるべく早く貯金を始めましょう。
若いうちは老後なんてまだ先の話だと思うかもしれませんが、何もせずにただ時間が過ぎていくのはもったいないです。少額積立や投資運用などを視野に入れながら考えていくことを検討してみましょう。