近年、様々な場面で空き家問題が取り上げられています。人口は都市部へ流出していくことで地方は過疎化し、かなり深刻な状態です。
将来、実家が空き家になるかもしれない問題は多くの人にとって、もし親が亡くなったときに考えられるのは空き家を再利用するということです。
最近では田舎暮らしなども注目されるようになり、過疎化が進むとはいえ都市部からの移住もみられています。
空き家バンクで空き家探しを
新しく地方に越してきた人たちに実家を貸すのも1つの利用方法として検討してみましょう。
田舎の一軒家で生活することを望む人が再利用できる空き家を探すときには、全国の各自治体などが運営している「空き家バンク」というシステムを利用することができます。
貸すことを希望する人と借りたいという人をマッチングさせるシステムで、中にはリフォーム費用まで補助してくれる場合もあるので利用してみましょう。
空き家をシェアハウスとして有効活用
空き家をシェアハウスとして活用することもできます。
特に地方の空き家は都市部よりも広さがあるので、シェアハウスにして複数に貸し出すことで、知らない土地で生活する人の不安を払しょくすることにも繋がりますし、貸す側も家賃収入を得ることができるので双方にメリットがあります。
介護施設やコミュニティスペースへ
高齢者向けの介護施設に利用するという動きもみられます。
地方は高齢化が進んでいる状況なので、医療や福祉に対するニーズは高めです。
他にも資料館や図書館など、文化施設として利用されるケースもあるなど、いろいろな場面で空き家が再利用されているといえます。
居住用としてだけでなく、地域のコミュニティスペースなど、多くの人が使える場所として提供することでいろいろな有効活用ができます。
建物は解体して土地を売却する
また、家が老朽化してしまったことで建物の価格は考慮せずに、土地価格で売却するケースもあります。
老朽化しているなら更地にして、見栄えを良くした土地の状態で売却するというのも方法の1つです。
本当は売りたいのに売れないという問題を解決するためにはよいでしょう。
再利用で空き家を生き返らせてみては?
今後、空き家は地方でますます増える傾向にあるといわれています。しかし放置したままでは何の価値も生まれず、むしろ税金や管理に費用が掛かってしまうだけです。
住居として利用することだけにこだわらず、様々な形で再利用できる方法を考えていくようにしましょう。