以前から期待されていた「大阪万博」の誘致が決まったことにより、国を上げた大イベントを控えて不動産投資家も今後の不動産市場の変化が気になるところかもしれません。
これから不動産を購入しようと考えている方にとっては特に気になるところですが、大阪万博が地価の変化などに影響を及ぼすことになるのでしょうか。
大阪万博はいつどこで開催される?今後の予定は?
大阪万博は、大阪府「夢洲」、開催期間は2025年5月3日から11月3日、見込み来場者数は2,800万人、見込まれている経済効果は約2兆円、参加国は150か国とされています。
大阪万博が開催される狙いとして、世界の英知を集結させたアイディアと創造を発信すること、国内外の投資拡大、交流の活性化でイノベーションを創出すること、地域経済と中小企業の活性化、日本文化を発信することなどが挙げられます。
開催地造成やインフラ整備などにより、かかる費用は2,000億円とも言われていますが、本当に経済効果が2兆円見込めるのなら開催した方が良いはずです。
経済効果により、周辺地域の民泊やホテルの需要は高まることが予想され、マンション用地を購入しようとデベロッパーが動くことも予想されます。
東京オリンピックも大阪の不動産相場に影響した?
2013年に東京オリンピックが開催されることが決定し、東京の不動産相場は高騰しました。その時、大阪の不動産相場まで高くなったことは、不動産投資家や不動産業界関係者の間では話題にのぼることもあります。
様々な要因が考えられますが、外国人観光客が増えたことが理由の1つと考えられるでしょう。
大阪万博で不動産相場はどのように変化する?
過去5年の大阪の不動産相場の推移を見た場合、実は土地価格はそれほど上がっていませんが、マンションの㎡単価は高くなっている状況です。
投資意欲が強い傾向が見られるとも言えますが、現在80㎡くらいのファミリータイプの中古マンションを購入しようとすれば3,000万円以下で購入できるようです。
しかし、新築の場合は別です。新築マンションはこの3割増しで考える必要があるので、ファミリータイプなら3,500万円後半必要となるでしょう。
新築のワンルームマンションを投資物件として希望する方もいるでしょうが、1,000万円を超えることになるので、購入をためらってしまうかもしれません。
ただ、大阪万博が影響してマンション需要が拡大する可能性は否めませんので、今購入して2025年に開催される頃に価格が高騰していれば儲けられる可能性はあると考えられます。